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フィンランドからこんにちは、略して「フィんにちは」ブログ

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日本人とフィンランド人、清潔と不清潔のあいだ

mansikka

「フィンランド人と日本人の清潔に対する感覚って結構ちがうかも…」

と思う今日このごろです。

ばい菌に対する衛生観念は同じだと思うのですが、「きれい」とか「汚くない」という感覚の話です。

日本人は除菌、殺菌、抗菌に過剰なところがあるのは解っていますが、おおちゃくな私でもフィンランド人の清潔と不清潔の感覚にエッと思わされることがあります。

果物、どこまで洗う?

私の実家では、買ってきた果物は食べる前に必ず水で洗います。
スイカやミカンなど、皮を剥くものはそのままですが、イチゴやサクランボなど、皮ごと食べるものは水でゆすがないと気が済みません。
私の友人を思い出してみても、日本人は洗う派が多いと思います。

しかし、皮ごと食べるベリーや果物を洗わないで食べるフィンランド人が多い!
特に、イチゴ

農薬を使っていない確信があるのか、習慣なのか解りませんが、市場やスーパーで買ったものを、洗わずに食べる人が結構います。

以前、タピオさんの友達(男)が小腹が空いたから、と市場で計り売りのイチゴを買ったので、
「ここにイチゴ洗えるところあるの?」
と聞いたら、イチゴはいつもそのまま食べるよ~と言われ、驚きました。
確かに、買ってすぐ食べ始めている人が他にもいました。

不清潔とまでは思いませんが、収穫した人、配送の人、売り子など、イチゴに触ったすべての人が事前に手を洗ったかなんて判らないし、私は熟れが進んだ果物のヌメりが気になるタイプ。
勧められて少し食べましたが、ちょっと嫌でした。

その時は、男の人は気にしないのかな?市場のものは新鮮だから洗わないのかな?と思ったのですが、先日タピオさんのおばあちゃんの家に行った時、スーパーで買ったパックのイチゴを「洗ってお皿にだしましょうか」と言ったら、義父に「イチゴは洗わないでも大丈夫」と言われました。

おばあちゃんに見せたところ、熟れて汁がでてるのもあるから軽くゆすぎましょう、となったのですが、ここでも「洗わない」選択肢があるんだな、と驚きました。

じゃあ果物は全般的に洗わないのかと言うと、スーパーで売られているパックのブドウは洗うようです(でも洗わない人も多そう)。
でも量り売りのチェリーは洗ったり洗わなかったり…。
洗うと味が落ちるとか?

フィンランド人の果物の洗う、洗わないのボーダーはどこ???

ワケなしで2日連続同じ服

日本にいた頃、同じ服を2日連続で着ていたら、

「彼氏と朝帰り~?(ニヤニヤ)」
とか、
「会社に泊まり?そのプロジェクトそんなにヤバイの?」

などと、ワケありな空気が漂ったものです。
しかし、理由なく2日連続で同じ服を切るフィンランド人が結構います(冬場は3日連続もね)。

ジャケットやジーンズなど、連続で着ても違和感のないアイテムもありますが、同じアイテムを使っても日本人ならインナーを変えて「昨日とは違う」状態にすると思うんですよね。
肌に触れるものは頻繁に洗うし、セーターなどしょっちゅう洗わないものでも、連続にならないように時間を空けて着ると思います。

連続で同じ服=不潔な印象を持たれる、とずっと思ってきたのですが、フィンランド人は気にしない人が多いのか、同じ服を平気で連続で着てきます(年配の人は特に)。
しかも何人か観察したら、2日ごとに服を変える決まったローテーションがある人もいました。

そういえばネプ&イモトの世界番付で、フィンランド人は世界で一番タオルを洗わない、というデータが紹介されていました。
確かにタピオさんも数日同じタオルを使っています。

寒い国なので汗をかかないのか、乾燥しているから匂いが出にくいのか?
下着は替えてるよね…?

フィンランド人は家で靴を脱ぐ…あれ?

ヨーロッパの国、フィンランドでも家に入る時は靴を脱ぐ習慣がある…わー日本とおんなじだ!
…と思っていたのですが

確かに家に入る時に靴を脱ぐ習慣はあるものの、土足のまま家にドカドカ入る人も多い。
というか、土足エリアと靴なしエリアの境界が曖昧!いや、ナイ!

大抵は玄関にマットが敷いてあり、その付近に靴を脱いで家に上がるのですが、日本の家のような段差や境界線がないので、どこまで土足OKなのか解りません。

一応の目印になる玄関マットも中途半端で、日本の感覚でマットの上でだけで靴を脱いだり履いたりしていたら、タピオさんが堂々とマットからはみ出した場所で履いたり脱いだりしているんです。
そして誰もそれを気にしない。

また数分の短い訪問の場合(例.借りたものをちょっと返しに来た)、人によっては家の中に通されても、靴を履いたまま最後までやり過ごしてしまう人もいます。
靴を脱ぐのか、脱がないのか…どっちやねん!
と、使ったことのない関西弁が思わずでてしまいます。

アメリカのように、いつも土足なら「床は汚い」という認識になるのですが、フィンランドの半土足のような状態は、汚いんだか、キレイなんだかよく解りません。
靴下が汚れて、中途半端に嫌な気もします。

と言いつつ、私もフィンランド式にたまに土足で家に入っちゃうんですが(笑)。


という感じで、日本とフィンランドを比べたら清潔さでは日本の方が圧倒的に意識が高いです。
日本は清潔であること、清潔に気を使っていることに強い価値を見出しているように感じます。
おもしろいのは、一方で「片付いている」「統一感」という観点から見るとフィンランドが圧勝なこと。

日本は町並み、家の中もわりと玉石混交のゴチャゴチャとした印象がありますが、フィンランドの町並み、お家は雑誌に出てくるような、スッキリ&オシャレです。
生活感がない感じですね。あっても温かみがあって、どこかキマっています。
たまにビックリするくらいダッサイ場合もありますが(笑)。

まぁ、日本人同士でも清潔の基準はバラバラなので、あんまり批判的にならないように心がけたいと思います。
でもイチゴは洗いたいわ。やっぱり。
ではまた~

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日本人とフィンランド人、清潔と不清潔のあいだ への2件のコメント


コメント

  1. kiki より:

    はじめまして。
    来週、初めてのフィンランド旅行に行きます。
    色々情報集めたくて、こちらに辿り着きました。
    為になるお話満載ですね!(^-^) アーカイブも追って拝見させて頂きますね。
    今、荷物をパッキング最中で、服装に悩んでいます。
    天候は如何でしょうか?

  2. sato より:

    鳩子さんの記事、いつも面白くて読み応えがあり、更新されるのを楽しみにしています。

    清潔の感覚の違いも面白いですね。
    洗わずに食べちゃうんですね。おそらく大丈夫ということなんですよね。

    日本の社会は清潔志向ですよね。除菌商品も多いですし。

    私も日本人は潔癖すぎるのかな、そのせいでかえって雑菌に弱くなりアレルギー疾患にかかりやすいのかなと思ったり、でもやはり湿度が高いし清潔にしたほうがいいのかな、と思ったり。

    でも自分が常識だと思っていることが絶対ではないんですね。それが面白いです。

    今年のフィンランドの夏は暑かったと聞きました。
    夏の疲れが出る時期、お体に気をつけてくださいね。

    また次の記事も楽しみにしています。

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